バイオディーゼル燃料（BDF）とは、
環境にやさしく、CO2削減に貢献する、軽油（ディーゼル）の代替燃料のことです。各家庭、店舗、企業の皆様が、使用済になられた廃食油（天ぷら油など）をプラントにおいて濾過、化学反応処理、蒸留などを施すことにより、ディーゼルエンジン用燃料に再生します。このBDFは、社会に廃食油がある限り生産することが可能であり、これからの資源循環型社会にふさわしい再生燃料といえます。

現在、BDFを取り巻く環境は、
関連する法整備も十分なものではなく、軽油に比べると製造コストがも非常に厳しく、社会的な認知もまだまだ足りません。しかし、近年、公官庁発注の建設工事・NEXCO等から発注される道路工事においては、来るべき循環型社会の構築に向け、グリーン購入・CO2削減の観点からBDFのお問い合わせが急増しており、需要の拡大が見込めるようになってきました。

現在、BDFのカテゴリーには、
BDF1とBDF２の２つがあります。まず原料となる廃食油を濾過し、化学反応させることで、BDF1を製造します。その後、BDF1をさらに蒸留精製し、完全に不純物を取り除くことで、BDF2にします。現在、廃食油からJIS適合品（JIS-K2390）であるBDFを製造できるのは、日本国内でも数社しかありません。弊社はそのグループのひとつとして、来るべき循環型社会の構築において要求されるであろう、CO2削減や排出権取引を見据え、BDF燃料事業を基幹事業のひとつとして注力致しております。

現在、BDFの原料となる廃食油を集めるために、
弊社は積極的に買取り業務を進めております。現在は大阪府下のみになりますが、買取エリアは順次拡大していく予定です。ぜひ、これからの資源循環型社会の構築のためにも、廃食油の買取にご協力ください。なお、弊社では、皆様から買取らせて頂いた廃食油を原料に再生したBDFの年間売上げの一部（1%）を動物愛護団体に寄付させて頂いております。